2022年12月21日
現在、米国では、リセッションが来るか来ないかで意見が真っ二つに分かれています。
もし、リセッション入りしたら、どんな名前のリセッションになるか考えていましたら、
CNBCの番組で誰かが、ホワイトカラーリセッションという言葉を使用していました。
なるほど、いま、レイオフされている人たちは、アマゾン、グーグル、メタ(フェースブック)など名だたる企業のホワイトカラーです。
コロナになって気が付かされたことは、エッセンシャルワーカーの方たちへの感謝、自宅で仕事が十分できるということ、などです。オフィスの必要性が減少して、マンハッタンなどのビル群は一体、これから十分にテナントをキープできるのかが問題になってくるはずです。
年末になると翌年の経済・株式の予想が氾濫してきますが、大体、似たり寄ったりの意見が多く、面白くないです。できれば、2年くらいの予想を出してもらえればと考えます。
誰も教えてくれないのであれば、自分の多少リセッションを起こしている頭で考えるしかありません。
その前提となるリスクなどを羅列してみますと、
・ウクライナとロシア戦争の拡大
・世界的なインフレーションの継続
・大規模自然災害の多発
などなどです。
一方、良い方向になることとして、
・自然環境保護に対する世界的な投資の拡大
・働き方改革の進展
・供給網の仕組みの構築
等々です。
米国のリセッション入りが2023年後半と大胆に予想しますと米国の株式相場は、2023年の前半は現在の水準から上値に10パーセント、下値に15パーセントくらいが考えられます。その後、もし、マイルドなリセッション入りとなれば、安値から20パーセントの上昇が期待されます。それは、来年の前半にはリセッションは織り込み済みになると考えるからです。
2024年はホワイトカラーリセッションは終了しても、働き方は以前に戻らず、ホワイトカラーの雇用は伸びず、しかし、サービス業の雇用は確りと予測しますと、株式相場の暴落はないと思います。しかし、2024年に史上最高値を更新することは無理だと予想されます。
従いまして、下落したときに上記の良い方向になると思われることに関する事業を行っている企業に投資すべきです。
日本だけに目を向けますと、あまり理解できない政治、効率の悪い経営企業が多いことなどが
改善されることにより、現在よりはかなり良くなっていくことと信じています。
要するに伸びしろがあるというよりは、改善する余地が多いものが沢山あると気が付いて今からやろうという機運が感じられます。
来年が日本にとって効率の良い社会になる元年になることを祈っています。
以上です。