2023年3月22日
シリコンバレー銀行の破綻の影響により、世界中で小さな銀行による貸し渋りが出ているようです。
わたしのワイフの親友がペルーの首都リマで働いています。小さな健康食品会社で働いていますが、オーナーから来週から働いてもらう日数を減らすと告げられました。理由はいままで、運転資金を借りていた銀行からもう貸せないと言われたそうです。そこで、従業員の給料を払えないので、オーナー自らこれからは店舗に出て働くとのことです。このようなことは、これからどんどん出てきます。それによってリセッションに陥る危険性がかなり高まってきたと思われます。
先日、マンハッタンに久しぶりに行って、日本からのお客様とシーフードを食べたら、食べ物を皿に入れずにビニール袋に入れて持ってきました。
お客さんは手袋をしてそれを食べるシステムになったとのことです。これにはびっくりしました。皿洗いさんの時給が30ドルとのことで、雇うと値上げしなければならないのですが、値上げすれば、客足が鈍るということからこのようです。インフレはサービスの質を落とすのですね。
本日、米国では金利を0.25パーセントさらに上げました。
これが良かったのか悪かったのかは今後の動向を待たなければいけませんが、基本的にはリセッションが来て、物価は下がると思うので、今回で利上げは停止になると予想しています。
そこで冒頭に言った「貸し渋り」が広がり、思った以上に景気が冷え過ぎたら、企業業績が悪くなり、その結果として株式相場は下がることになります。
2024年の景気の見通しが少し見えてくるのは8月あるいは9月ころではないかな、と感じています。
そうすると今は、買いたい株式があっても、取り合えずは買おうと考えている金額の半分を買って、もし、下がったらもう半分買うという戦略でいいと思います。
以上です。